昨日、痛風を発症する原因体質の高尿酸血症を抑える薬をもらうため、いつもお世話になっている医院に行ってきました。
採血の時に看護師さんから、「夏に痛風になるひとが多いですよ」と言われ、毎年冬に発症する私は驚きました。
私は医者ではなく、20年来の痛風患者!にしか過ぎませんが、これまで医者から聞いた事や、身をもって体験したことから、痛風の季節性と注意したい点について纏めてみます。
また、これも私の経験談ですが、市販の痛み止めにはよく効くものと、むしろさらに痛くなるものがあります。
夏に痛風になる場合
看護師さんに聞いたところ、どうやら水分が不足して血が濃くなるために発症することが多いようです。
足が痛くなる痛風は、尿酸が結晶化して血管に詰まり、炎症を起こしているので猛烈な痛みに襲われます。
小学校の理科の実験で、濃い食塩水を蒸発させて大きな結晶を作りましたが、同じような理屈で、もともと血液中にある尿酸が、血液中の水分が少なくなってくると結晶化してきます。
過去を思い返すと、あまり水分を摂取しないで運動して汗をかいた時に発症したことが、いくつも思い当たります。
夏に痛風を発症しない為の対策
炎天下や運動して血液が濃くなって発症するのであれば、とにかく水分を取るしかありません。
ただし小学校の理科の実験で結晶を作ったような、煮詰めると結晶ができるような飲み物では効果が薄いと思われます。
純水に近い水や、二酸化炭素が溶け込んでいるだけの炭酸水を、なるべくこまめに多く摂取するようにします。
冬に痛風になる場合
私は冬の方が痛風になりやすいタイプです。暑さが苦手なので夏は割と水分補給ができているのだと思います。
年末になると、毎年の恒例行事のように発症します。
冬の方が暑くない分だけ水分補給量が減ることも一因だと思われますが、一番の原因は毎週の忘年会です!
最初の乾杯ではビールが強制配布される事が多いですが、確実に高尿酸のダメージを受けます。
また、海の幸も次の日にアタックされる確率が高く、特にイカの刺身は私にとっては爆弾にしか思えません。
冬に痛風を発症しない為の対策
高尿酸血症にとって危険なトラップが多い忘年会シーズンを、楽しく乗り切るために、
- お酒はワインだけで
- イカなどの海の幸には箸をつけない
の2点に注意しています。
また、今回看護師さんから言われて気づかされた事ですが、冬なので忘れがちな水分摂取も増やしたいと思います。
たとえば常に水筒やペットボトルを持ち歩くなど、季節を問わずに心がけたいです。
気を付けていても痛風になってしまった時の痛み止め
ここからは、あくまで私の体験談で、薬の効用などを宣伝したり保証するものではありませんので、ご承知おきください。
気を付けていても、痛風になってしまうことがあります。
痛くなって歩けないほどでなくても、夜寝る時に「明日の朝は歩けないかも」と思わせる、痺れのような軽い痛みがあることもあります。
そんな時に、昔は普通の市販痛み止め薬を飲んだりしていましたが、まったく効果がないどころか悪化しているように感じることばかりでした。
そんな私にとっては救世主のような、痛み止めをみつけることができました。
たまたま手元にあった時に痛風になり、ためしに飲んでみたのですが、すぐに痛みが無くなり、いつもは一週間ほどは続く炎症も半日ほどでひいていきました。
私の場合だけかもしれませんが、痛風を発症している時にも、予感がした時の予防的にも使えて便利なので、お守りのように持ち歩いています。