このところ、腕時計の時刻表示が遅れる!という事態が、カシオの電波ソーラー腕時計で発生しました...
以前にもGショックでも経験済みなので、充電式電池が寿命を迎えたことはわかっています。
愛着がある腕時計なので、一刻も早く元通りにしたいところ...
カシオのサービスセンターにお願いして電池交換すれば良いのですが、ここは海外! サービスセンターはありません。
しばらくの間、日本に戻るまで使わずにおくか悩みましたが、やはり腕に馴染んだ時計を放ってはおけず、意を決して自分で電池交換することにしました。
なお、自分で分解するとメーカー補償外となるので、もし失敗して壊れたら捨てることになります...
あくまでも自己責任!ということで、慎重に作業してみます。
まずは電池を確認しましょう
さて、私が愛用しているCASIOの電波ソーラー腕時計には、どのような電池が使われているのでしょうか?
インターネットで検索すると、これかな?という情報が見つかるのですが、念のため実物で確認しておきたいと思います。
電池そのものを確認すべく、腕時計の裏蓋を外してみたところ、裏蓋の内側に電池の種類が記載されていました。
電池はCTL 920ですね
最後に「F」がついたCTL 920Fもスペックとしては同じもので、どうやら生産工場の違いだけのようです。
早速、CTL 920(F)を入手しました!
CASIO ソーラーウォッチの電池交換方法
それでは、電池交換をしてみます!
新品の電池を入手する前にも実施済みですが、まずは時計の裏蓋を外します。
横着をしてバンドをつけたままで作業を進めていますが、バンドを外しておいた方が作業をしやすいです。
精密ドライバーを使って、裏蓋をとめている4本のネジを外します。
裏蓋を外すと、防水用のパッキン類が現れます。
- 裏蓋本体の大きなものが1本
- ネジ穴の小さなものが4本
これらの防水パッキンは、電池交換の作業中に紛失してしまわないように、時計本体から外して保管しておきます。
付けっぱなしにしているバンドが時計の内部に触れて電気的にショートしてしまわないように、バンドを持ち上げていない時は、適当なプラスチック棒(上の写真では青色のもの)を挟んでおきました。
次に、電池をとめている小さな蓋を開きます。
先が尖っている工具で、小さな蓋を止めているツメを外すと、板バネのような蓋が少し開きます。
ツメの位置は言葉では説明しづらいのですが、電池蓋に長方形穴が空いているタブ形状部が、下の写真でも確認できます。
この長方形穴を、先が尖ったピンセットの先端で、ショートさせないように気をつけながら外しました。
電池蓋が持ち上がると、電池本体が外れます。
上下の向きを覚えておいてから外した電池には、ショート防止のためと思われるシールが貼られています。
この青いシールは再利用したいので、優しく剥がして、新しい電池に貼り直します。
上下の向きに気をつけながら新しい電池をいれて、電池蓋のツメをはめたら、「AC」の矢印が指し示している電極と、(ー)マークの板を、ピンセットの先で(一瞬だけ)ショートさせておきます。
あとは、裏蓋をはずした時と逆の手順で組み立てれば、作業完了!
とにかく、余計なショートさせないことと、壊してしまわないことに注意しながら、全ての作業を進めました。
また、防水パッキン類は、再組み付けの前に表面の汚れを優しく拭きとっておきました。
無事に電池交換完了!
電池交換後しばらくは、電波情報を探しているようで、秒針が動きません。
しかも私がいる海外の地は、電波情報が入手できない地域です。
電波情報が入手できれば自動で時間表示を修正して動き始めるようですが、入手できない場合はどうしれば良いのだろう?と考えながら音沙汰がない文字盤を眺めていると、しばらくして秒針が動き始めました!
壊れていなくて良かった〜
安堵しながら、手動でタイムゾーンおよび年月日と時間を補正します。
自己責任でのドキドキ作業でしたが、当分使えないかもしれなかった腕時計が、また使えるようになりました。
愛用のカシオ腕時計たちと並べて置くと、これまではオシアナスだけ出鱈目な時間を表示していて後ろめたそうでしたが、正確な時間表示を取り戻したことで、晴れて第一線に復帰してくれました〜
早速ですが、明日は久しぶりに外出のお供をお願いしようと思います!